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必ず誰かの役に立っている


こんにちは!リハスクの青木です。


今日のコラムは「必ず誰かの役に立っている」そんなテーマです。


抽象的な内容ですが、読んでいただければ幸いです。


まず、人が行動する上で無駄なことは一つもないということ。

大事なことはactionを起こしているかが重要な訳です。

臨床でいえばクライアントと真摯に関わっていたか否かにつきます。これが今回のテーマの答えです。


皆さん、こんな経験はないですか? 「あの時の患者さんに今のような技術があれば、もっとよく出来たのに」 「昔はできなかったけど、いまなら〜疾患に対してもっとうまく関われる」

など・・・ 過去と現在の自分を比較し、現在がいい状態と捉え、過去が間違っていた

もしくは過去よりも良くできていたと思う

などです…


これは必ずといっていいほどあると思いますが…なければ臨床家ではないのでは?と思ってしまうか、慢心またはエゴなのか?

という側面もありますが、一方で、経験値によるクライアントに対しての諦めどころもしくは限界点などの…いわゆる予後予測ができるようになったからでは?

とも思います。


この話しでは即時効果という側面は除いています!即時効果は誰でも出せるというか、技量がある程度備わればできます。

私が言いたいのは、もっと長い目で見た部分です。


新人が上手くできないのは、

トータル的な技量がない


ジェネラルに見れない


それにより、クライアントに対しての対処法や評価が上手くいかない


目標設定ができない


治療の引き出しが少ない


たくさんあるように見えますが


シンプルに言えば

「対象者と長く向き合った経験がない」


に尽きるのではと思います。



こんなことをいうと大御所の先生の批判に捉えがちですが、

もし、療法士による違いが明白であれば、担当は全員大御所の先生がクライアントを治療した方が、クライアントのためと思います。理由は、その人の未来が大幅に変わるからです。

では、何故そうしないのか?


マンパワーが少ないからではないのです。

新人でも同じ位置までにクライアントを良くすることができるからなんです。

それには対象者とどれだけ関わっているかに尽きます。


これが、答えなんですが、よくわからない人にもう少し伝えるとすると…

あるクライアントと関わっていたとして、その人に今持っている実力の100パーセントを注いでいるか。

もしそこに妥協しているのなら、先程の話しは成立しません。

半年間、新人が見たクライアントと大御所が見たクライアントの生活状況を一年後に比較するとどうか?

恐らく大幅な違いはないと言えます。あくまで私見ですが。研究でそんなものはないですので。

しかし、介入していた頻度、量で大きく結果は違うと思います。どれだけ、気持ちを込めて、関わっていたか、その人のためを思った関わりをしたか。

きっとそういった対応をすれば、クライアントは意欲を持って答えてくれるはずです。


結局はPassionか?と思った人もいるかもしれません。リハビリテーションはそんなことで片付けられるほど、簡単なものではないのですが。

できない、補えない分を、その人が必要だと思うことに手を差し伸べてはと思うのです。

今これを読んでくれた人は

「目の前のクライアントは何で苦しんでいますか?」

自分達が思っているよりもずっと辛い立場にいます。

それを忘れないでおくことがまず大事です。

評価だとか治療法の前段階の話ですね。

本日もお読みいただきありがとうございました!

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