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脳卒中後の運動機能回復3戦略

こんにちは


今日は脳卒中後の運動機能回復に影響を与える3つの戦略について説明していきます。


Sharmaらは2012年に脳卒中後の運動機能回復に効果を示す3つの概念を示しています。


①運動発現前の運動企画(運動先行型の活動)


②運動発現における皮質脊髄路の活性化(運動実行による皮質脊髄路の発火)


③感覚フィードバック



以上の3つです。


一つ一つ説明していきましょう。



①運動発現前の運動企画(運動先行型の活動)


いわゆる運動イメージになります。運動イメージに関しては「メンタルローテーション課題と運動イメージ」の記事に書いていますので、見てみて下さい。


また、運動観察も含まれます。いわゆるミラーニューロンシステムがここに入るでしょう。



②運動発現における皮質脊髄路の活性化(運動実行による皮質脊髄路の発火)


これは分かりやすいですね。可塑性を期待して皮質脊髄路の活性化を図ろうというものになります。

川平法やCI療法、課題指向型訓練などが当てはまります。


また、脳の可塑性には使用依存的可塑性(Use dependent plasticity)と呼ばれるものがあります。


これは、使用頻度を高め、繰り返しの活動で可塑性を生じさせるという概念になります。


つまり、質も大事ですが運動機能回復には量が求められるということになります。


川平法やCI療法は量を担保するアプローチになりますので、皮質脊髄路の発火には効果的な事がわかりますよね。



③感覚フィードバック


感覚セミナーでも説明しましたが、感覚というものは、一次体性感覚野へ投射された後、脳の階層性により頭頂葉へ投射され知覚・認知と処理され、運動野にも投射されていきます。


感覚と運動の関係性は改めて別の記事にしますが、感覚情報は運動の発現において非常に意味を成すということは言えます。



基本的な戦略を頭に入れておくと、症例に合った個別性の戦略をそこから立てることに繋がっていきます。


脳卒中に関わる方々はぜひ、ここは押さえておきましょう!



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