脳卒中後に生じる運動麻痺は,患者の日常生活活動 の能力や生活の質を低下させる。
特に上肢の運動麻痺 は下肢と比べ日常生活の中で使えるレベルにまで回復 することが難しいことが多い。
麻痺側上肢の運動機能を回復させる介入方法は,これまで徒手的な手技が中心に実施されてきたが,近年,リハビリテーション領域へのテクノロジーの参入が進み,様々なデバイスが開発され新しい介入方法が導入されるようになってきている。
今回は,脳卒中患者の上肢運動麻痺の機能回復に実用化されるようになってきているデバイスについて紹介します。
・支援ロボット ・電気刺激的装置 ・Brain Computer Interface (BCI)
皆さんはどこまでご存知でしょうか??
再生医療の動向も気になりますが、まずは徒手以外の機能訓練がわかるように少しずつ説明を入れていきますね。
デバイスを導入することは, 訓練時間を増加させ,効率よく,効果の高い結果を出すことが期待できます。
今後は,脳の障害部位や麻痺の 重症度に応じた課題や刺激強度および実施時間等を検討しエビデンスのある結果を蓄積していくことで,よ り使い勝手の良いものとなっていくと良いが・・・。
一方、課題としては,日常生活動作への汎化の問題かとなる。
単純な運動の機能回復はロボットの得意とするところだが,日常の場面での応用的な上肢の使用に結び付けていくためには,作業療法士による介入との併用が重要だろう。
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