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大人のための学習戦略

今回は、「大人のための学習戦略」というテーマです。


ちょっと良いタイトルが思いつかず、分かりにくいですがw


我々働く人たちが学習していくための戦略、学習モデルの紹介になります。


リハビリにおける運動学習とは異なる内容になりますので、コラム的に見て下さい。



私たちが学習していくときは、当然何も知らないところからスタートします。

そして、学習を進めてスキルを習得していきます。



専門家としての業務や、社会人としての振る舞い、働き方などあらゆることにおいて生きていく中でスキルを高めていく必要があります。


これは、 Noel Burch'sという方が1970年代に提唱した4段階学習モデルを表しています。


ここでは、無知の状態からスキルを習得するまで4段階に区切っています。


●Level-1:無自覚の能力不足

簡単に言えば、知らない事を知らないレベルです。何がわからないのかわからない。わからない事に気づいていないので、能力以上に本人は自信に満ちているケースがあります。

自分の弱点、出来ない事に焦点を当てることができていないので、教育者はフィードバックや自己内省を促し、気付きを得られる援助が求められます。


●Level-2:能力不足の自覚

自分でできない事を自覚している状態です。このレベルでは、成長する機会になりますが、大量の出来ない事、能力不足に気づくことでモチベーションが下がり学習を諦めてしまうリスクもあると考えられています。

そのため、小さな成功を積み上げ学習を強化していく必要があります。


●Level-3:能力の自覚

このレベルでは、学習が強化され自信が向上しています。学習した知識やスキルをアウトプットする事も出来るようになり、充実感があります。

気を付けるべきは自己満足です。慢心せず学び続け試行錯誤を続ける必要があります。


●Level-4:無自覚の能力

レベル4では、学習した内容の理解度が高く、スキルが自動化します。いわゆるスペシャリストの境地ですね。このレベルになっても、他者から継続的にフィードバックをもらい、常に学ぶ姿勢を辞めてはいけません。学習が止まると前のレベルに下がってしまう可能性があります。




どうでしたか。


この4段階のレベル分けは個人的には分かりやすいと思っていて、教育や後輩指導なんかにも一つの視点として持っておくと良いと思っています。


人によって得意不得意があり、「臨床はすごい熱心だけど雑務に関しては気が利かない」


逆も然りですが、このような人って職場にたくさんいますよね。


自分もそう思われているかもしれませんし、得手不得手があるのは当然のことです。



この時、自分や相手が今どの学習レベルにいるのか分析できると、自分の取り組む姿勢や相手に対する関わり方が変わってくるかもしれません。


参考にしてみて下さい(^^)


では!

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