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肩関節屈曲運動時の脊柱の動き


安齋です!


さて、今回の記事は肩関節屈曲運動時の脊柱の動きということで。


肩関節屈曲運動に伴い、脊柱の伸展特に腰椎の前弯が入るのはよく知る事実ですよね。




でも、この知識って本当にそうなの?って考えたことありませんか?




僕はここ最近まで当たり前だと考えていました。



実はそうじゃない。


伸展はするけどある条件下での脊柱の動きであることがわかりました。



さて、どんな環境にあると脊柱は伸展運動が伴うのでしょうか。

早速紐解いていきましょ!!




 

【肩関節屈曲運動】


 


軽くおさらいですが、


・屈曲 参考可動域:180°

・60°までは肩甲上腕関節(以下、GHjt)の単体運動

・61°〜はGHjtと肩甲骨の共同運動=肩甲上腕リズム→2:1の関係

・上腕骨が上方へ転がりながら屈曲していき、可動域が上がるにつれ徐々に上腕骨頭が下方へ滑り運動していく。

・肩甲胸郭関節の安定性にGHjtの動きが左右される

・静的安定肢位は上腕骨内旋位

・動的安定肢位は上腕骨外旋位


こんな感じ。



屈曲運動にはこのように、GHjtの動きに肩甲骨も伴うわけです。


肩甲骨はGHjtの土台となる部位です。これは安齋がセミナーを行うたびにお伝えしていることですが、土台無くして運動はあり得ません。


土台があって安定しているからこそ代償のない運動ができるのです。



ということは、


GHjtの動きも土台となる肩甲骨の安定性に左右されるということです。



では、GHjtの屈曲運動時に肩甲骨はどのように作用するのでしょうか。


 

【肩甲骨の役割】

 



肩甲骨がGHjtにもたらす役割はこちらです。


・上腕骨頭の受け皿

・腱板の円滑な動きを促す

・上肢の重さを支持する


この3つの役割があります。


特に腱板の円滑な動きの促通と上肢を支持することはリンクするのですが、円滑な腱板の動きがないと上肢を十分に指示できないので非常に大切です。




 

【屈曲運動時に伴う脊柱伸展の実態】

 

さて、本題です。

肩関節屈曲運動時に脊柱の伸展を伴うというのが学生レベルのお話です。

ですが、実は伸展運動は生じないのです。


さて、こちらをご覧ください。





こちらが原著論文になります。




伸展はしているものの、ほんの2~3°の角度なんです。


あらま。



さて、どうしてでしょうか。




 

【体幹伸展動作が入る条件】


 


伸展動作が入るのは以下の条件の時です。


・重いものを持つ時

・腱板がうまく機能していない場合

・肩甲骨の動きが硬い

・肩甲胸郭関節が不安定


この4つの条件下で脊柱の伸展動作が生じます。






つまり、患者さんのGHjt屈曲運動時に生じる脊柱伸展は、


・上肢を支えるだけの筋力がない

・腱板が機能不全

・胸郭マルアライメント

・肩甲骨モビリティ低下

・僧帽筋中部、下部線維の筋力低下

・菱形筋の筋力低下

・前鋸筋の筋力低下


これらの問題が生じている可能性が考えれるということです。



もし、患者さんのGHjtの動きで脊柱の伸展が強く出ていたらこの辺りを評価してみましょう!



それではーーーー!!!




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