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筋緊張が亢進しやすい方に対するポジショニング介入案



サロンメンバーから以下のような質問を頂きましたので、共有したいと思います。


Q.全身の筋緊張が高まりやすく、屈曲固定が強まりやすい方にどのような対応をすれば良いか?



ちなみに相談の症例はパーキンソン病が既往にあるそうです。


確かに臨床上、パーキンソン病やパーキンソニズムを呈し機能が低下していくに連れて固縮症状が強まり、活動を促そうとすると、逆に固定を強めてしまい屈曲パターンが増強する方に多く出会います。



このような方には、無理に伸展などの動きを出そうとすると、逆に抵抗感が強まり反発するように屈曲筋緊張が高まりやすい場合があります。


そのため、あえて腹臥位など屈曲位で安楽姿勢を提供し、少しでもリラックス状態を作ることをまず行ってみても良いかと考えます。


腹臥位といっても、座位姿勢での腹臥位、あるいは立位姿勢での腹臥位です。


ボバースなどの勉強会では、"prone sitting"や"prone standing"といった表現で一つのアプローチ方法として挙げられることがあります



※"prone standing"は下の写真のようなイメージになります。


このようないわゆる半腹臥位姿勢を取り、患者さんに前方に寄りかかってもらうような形を取れると、リラックス状態が得られやすいです。

その状態で、頸部や肩甲帯、上肢、背部などの伸張性を高めるなどの介入は一つの案として挙げられるかと思います。



腹臥位姿勢は「腹臥位療法」という言葉があるように、腹臥位による心身機能の効果が報告されています。

呼吸リハなどでは有名ですよね。



有働は腹臥位姿勢を8つに分類しており、その中にも「椅子座位での腹臥位姿勢」が含まれています。




重症患者さんの場合は、この姿勢を取らせること(セッティング)が1人だと難しいというのは、実施する上での難点かと思います。


なので、リスク管理には十分注意しつつ実施する必要があります。


臨床だと、なんとなく背臥位や側臥位姿勢での介入はするけど、腹臥位姿勢での介入は全くしたことがない、という方も多いかと思います。


それぞれ特徴があるので、腹臥位も一つの選択肢として、もし対象になりそうな症例がいれば実施してみてください!



【参考】

有働尚子:腹臥位療法 8 つのヴァリエーション..看護学雑誌,63(11),1016─1023(1999)



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