リハスクメンバーの中には発表したいけど、一歩踏み出せない人もいるかもしれません。
どうやったら発表までいけるの?
というお話です。
実はこの点に関してはいくつか考えておかなければいけない点があります。
それは
1:発表することは目的なのか?
or
2:やってきたことが発表という形になったのか?
1と2では理由が変わってきます。
でも気持ちとしては「なんか発表したい」というのもでると思うんです。
まずは前者の場合です。後者は次回お話し致します。
発表したいという意欲の方向付けから、発表することもはありだと思っております。
では。本題に入ります。
まずは何かを発表したいという意識の場合
以下のような順番に発表を考えるといいでしょう。
①どこの学会に出すか・・・全国OT学会、県士会発表など
②学会演題発表登録の締め切りを調べ、そこまでに作るとあらかじめ決めておく。準備期間としては最低でも半年くらい先の学会がいいでしょう。付け焼き刃での発表はとても大変になるので。
③最初は研究データを用いた発表よりは、ケーススタディがいいでしょう。これもやり方があるので、難しいところでもありますが。倫理を通さなくても、患者同意で始められるのがケーススタディです。(院内に倫理委員会がある場合は通すことも視野に入れることは必要ですが)
④ケーススタディの場合、症例がある程度、珍しい特性や病態などがあるものがいいでしょう。例えばありきたりな発表では、演題が通らない可能性があるからです。
⑤その点が決まったら、常に発表できるようにケースのデータをカルテに細かに記述しておきます。
⑥どんな症例?と思うかと思います。
*自分が悩んだ、疑問を感じた症例にするといいでしょう。
⑦ケースの先行研究レビューをします
*ここも世界的な情勢で見るのが望ましいですが、最初はハードルが高く感じますので、本邦での報告状況をみます。
*記述などで本邦の報告で誰かがしているのか否かを検討し、報告がなければ発表する価値はあると言えます。
*たくさんそういった報告が散見される場合には、別の切り口から発表を検討します。
簡単に説明をしましたが、こんな流れになります.
少しでも参考になれば幸いです。
Comments