専門職は専門性を日々高めるために勉強します。
専門性を高める事が関わる患者さんのためになるから当然の事ですよね。
ただ、経験年数を重ねて後輩が出来たり、役職についたり、管理職になったり、病院を離れて社会に飛び出したりすると、それだけでは「何か」が足りないと感じる時が来ます(そう感じる人が多いと思います)。
では、この欠けている「何か」の正体は一体何なのか。
一言で言い表すと「教養」だと思います。
社会で働くというのは、対患者さんだけでなく、組織の一員として当然業務を遂行する必要があります。
その時、活躍するためには、実行力、判断力、論理力など多くの「力」を身につけておくことが大切になります。
ここでいう「教養」とは、「一般常識の有無」などを指すのではなく、「幅広い分野の基礎知識」を指します。
いわゆる、リベラルアーツという考えです。
幅広い分野を学び、教養を深め、その上で専門性を高める。
これにより、自由な発想やイノベーションが起こると考えられています。
なんとなく、色々な事を学んでいると、「自分の専門性は何なのか」と不安になったり、
「結局何がしたいかわからない」と思うこともあるかと思います。
ですが、教養という豊かな土がある事で、専門という木が生える。
教養の上にいくつもの専門知識がある事が重要。
このように考えると良いかと思います。
専門職だと、つい一つのことを突き詰める事が美学だと考えがちですし、周りからもそのように思われがちですが、優秀な先生などは、話をしてみると、臨床に関係ないことも含めて、色々な知識が本当に豊富です。
この幅広い知識、教養を身につけていく事が、きっとこれからの我々専門職には必要なのではと日々思っています^ ^
なので色々なものに触れていきましょう!
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