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麻痺側上肢の予後予測指標の一例紹介


予後予測の方法や考え方は様々あり複雑です。


そのため、どれか一つの予後予測指標や論文から予測するのは危険であり、多角的な視点が必要です。


今回は、麻痺側上肢機能の予後予測指標について1例を紹介させて頂きたいと思いますので、一つの参考に活用してみてください。



紹介するのは、こちらの論文の予後予測モデルになります。



こちらの論文は、一昨年に出版した「脳卒中の評価と治療」でも引用させていただいていますが、改めて紹介をしたいと思います。


こちらの論文では、412名の対象者に対しFMA-UEの実測値と予測値の相関を検討しており、発症からの日数とFMA-UEの値が分かれば、こちらの論文を参考にFMA-UEの予後予測が出来ます。


この論文内で使用されている予後予測モデルはweb上で公表されており、データをアップロードすることで活用できるので、今回はこれを紹介したいと思います。


【FMA-UEの予後予測ツールの活用方法】




②エクセルをダウンロード


③データを入力


④データをアップロードし反映させる

⑤表示された予後予測を確認



発症日からの日数とそれに応じたFMA-UEの点数が分かれば、すぐに写真のようなグラフが作成されるため、非常に活用できるツールかと思います。


より多くのFMAの値を入れた方が(データが多い方が)予測の精度が上がるようなので、定期的に評価した内容をここに入力して活用できると良いのではと思います。


予測の期間としては、発症から6か月までになっているため、発症から年数が経過した慢性期の方には適応が難しいかもしれませんが、急性期や回復期では活用しやすいかもしれません。


注意点としては、このサイト上にも記載されていますが、あくまでこのツールは研究ツールであり、臨床に完全に適用できるツールではまだないという点です。


脳卒中の場合、損傷部位や損傷の程度(病巣の大きさ)による機能予後の違いなども報告されています。


実際には、自身の対象者の発症日数や経過、病巣や年齢などを総合的に考慮しながら予後予測していく必要がありますので、あくまで一つの参考ツールとして知っておくと良いかと思い、今回は共有させて頂きました。


参考にしてみてください!


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