委員長がはなしたい臨床の話。No.1【なぜ、身体は温めると動きやすい?/拘縮肩の治療における靱帯について】
- リハビリスクエア【リハスク】
- 2025年12月16日
- 読了時間: 3分
はいども、こんにちはあるいはこんばんは。
リハスクの安齋です!臨床向上委員会というアカウントネームでSNSも活動を開始しました!
実は前々から臨床で思いついたことを音声コンテンツとしてひっそりと残していたのですがせっかくなのでリハスクのコンテンツとしておろそうと決めました!
さっそくですが、今回の音声コンテンツですが
タイトルの通り、
「なぜ、身体は温めると動きやすいのか」
「拘縮肩の治療における靱帯のこと」
この2つのテーマについて、音声にて解説しております!
音声で聞きたい方はこちらのURLからどぞ!
委員長がはなしたい臨床の話Vol.1 https://stand.fm/episodes/69134f2bedc5cb6fe00e30f9
以下は、音声で話していることの台本的なものです!
僕は基本的に音声を残す時にこんな感じで台本を用意しております。
やってみようかな?という方は参考までに〜。
【身体が温まるとなぜ動きやすい?】
結論、Caの代謝アップ+筋線維が変形する(より伸びて本来の全張力の関係に戻る=収縮により熱放散の抑制がかかっていたので)
ここから読み取れること
・やはり、w-upは重要
・Caも大切
・ということは、おそらくだけど骨密度が低い人に対して運動負荷の強い運動療法はしないほうが良さそう
→元々、骨密度が低い方は破骨細胞の活動が活発で、骨形成が間に合わない。そこにさらにCaを使う運動負荷の強い運動療法を行うと筋収縮に必要なCaも使ってしまうから、骨粗鬆症が促進されてしまうのでは?
【拘縮肩の治療において必要は要素:靭帯編】
拘縮肩の治療において靭帯に関する知識を持つことは必須。
炎症期を過ぎて、回復期になると徐々に靭帯や筋組織の繊維化が進行する。
これが長期間、変化なく進行することで動かなくなる。
つまり、動かなくなるのではなく、動かせなくなるというほうが正しい。
そして、この靭帯は筋組織の収縮によって伸張性を得られることがある。
その靭帯について知ることが治療に一手となる。
靭帯損傷グレード
・一度:断裂はしていない。過度に伸張ストレスがかかった状態。回復に2-4w程度必要。
・二度:部分断裂している状態。1-3Mの回復期間が必要となる。
・三度:完全断裂。ope適応であり、海部kに3-6M必要となる。
ここで重要なのは、回復程度に対して、靭帯の短縮および繊維化は不動期間がスタートしてから2wからスタートする。
つまり、回復させないといけない期間なのにも関わらず、繊維化されてしまう。
この繊維化は1Mでかなり進行する。
オペ後の患者さんで、特に肩関節についてはRSAなどのオペ後でおおよそ1Mからアクティブに動かすように、という指示が出やすい。
これは、靭帯の線維化を防ぐデッドラインでもあるから。
ただ、対処方法がないわけではない。
適切な頻度と秒数をかけることにより、繊維化が進んでいる靭帯の伸張性を戻すことができる。
頻度は50-70回/介入
秒数は30-40秒/回
つまり、ストレッチであれば、最大70-40=合計2800秒(合計約50分)のストレッチをすることが必要となる。
ここで勘違いしてほしくないのは、介入中ずっとストレッチをしていればいいというわけではないということ。
少し話はずらすが、昨今スポーツ選手の練習方法が変わりつつある。
以前までは強度の高い運動を継続的にすることが推奨されていたが、
今では強度は落としつつ、さらに連続練習時間を短くし、分割することが推奨されている。
これにより、関節的負荷や筋組織への負荷を軽減でき、回復も早めるというデータが出ている。
運動療法や介入も同じで、長くやったからいいわけではなく、分割し精神的負荷が継続的にかかるストレスを軽減しながらリハビリを継続していくことが改善の最善方法となる。