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執筆者の写真リハビリスクエア【リハスク】

立位アライメントをキレイに整えるポイント

はい、安齋です!

本題に入る前に少し、余談をさせてください。


最近、骨モデルを頂いたんですよ!



これがもう、本当に役に立つ未来しか見えていないです。欲しかった、、、全身骨モデル、、、!

本当に嬉しいです、ありがとうございます!!!


一般の方には絶対的に伝わらないこの感動。良いんです。一人で楽しんでます。

いつか、等身大の全身骨モデルを買おうと思ってます。

その時はさすがに家に置けないのでおける場所を作りますw


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さて今回は、

立位アライメント時の重心位置が与える膝関節への影響

といった内容でお話ししていきます。


臨床では、重心の位置を整えることで身体機能が飛躍的に変わる場面があります。それは重心の位置により発揮できるパフォーマンスが異なるからです。


前方重心の方が良いパフォーマンスができる場合とそうでない場合があるし、後方重心の方が良いパフォーマンスができる場合とそうでない場合もある。


どちらかが良いというわけではなく、環境や場面に応じた位置があるということです。


今回は膝関節を立位で伸展位に保つ為に必要な重心の位置にフォーカスしてお話します!


それでは本題へ!


【立位アライメントが与える膝関節への影響】


立位アライメントは安齋は臨床でめちゃめちゃ観察します。

初診も再診も継続している介入でも、介入開始時には必ず立位アライメントを観察します。


立っている姿勢がわかると自然とどこの部位に負担が掛かっているか予測がつくからです。


特に膝関節への影響は顕著にわかります。

重心の位置が前方にある場合は膝関節は伸展しやすいですし、後方にある場合は屈曲しやすいです。

このあたりは皆さん、臨床でよく見ているのでわかるかと思います。


重心が外側にある場合は膝関節に対して外反ベクトルが発生し、重心が内側にある場合は、膝関節に対して内反ベクトルが発生します。


外反ベクトルが発生すると、それに反発しようとして大腿部外側の筋が収縮するので主にTFLや外側広筋、腓腹筋外側頭が働く。


内反ベクトルが発生すると、それに反発するようにして股関節の内転筋群が収縮します。



【4スタンス理論】


聞いたことがある方、すでに臨床で活用している方はいらっしゃるかと思います。

知っている方は復習で、知らない方は新しい知識として取り入れましょう!



端的に言うと、

人にある4種類の身体の動かし方のことです。


A1type:つま先内側型
A2type:つま先外側型
B1type:かかと内側型
B2type:かかと外側型


と分類されます。


ここで大切なのは、何がよくて何が悪いかは存在しません。

その人にとって動きやすいポジションはどこなのかという点です。



とはいっても、マルアライメントの方のこれを評価してもバイアスがかかります。

当然です。

明らかにOAがある方はその変形によって荷重部位が変わるのですから。


4スタンス理論を活用する場合は、マルアライメントがない場合に使いましょう。



【床反力(ベクトル)と膝関節伸展に対する努力性】


さて、問題は実際に立位アライメントでどのように観察すべきかです。


膝伸展についてフォーカスして話します。

安定した立位を取ろうとした時、膝関節は屈曲位にすべきか伸展位にすべきかは明確ですね。膝関節は伸展位にした方が圧倒的に安定した立位になります。

膝関節のロッキングメカニズムを活用することで筋活動を最小限にすることできますね。


では、この伸展位になる為には重心の位置はどうしたら良いでしょうか。


冒頭でもお話ししましたが、重心は後方にあると膝関節に対して屈曲方向へベクトルが発生します。

と言うことは重心を前方に移動させる必要があります。


でも、ここで疑問が出てきます。

果たして重心を前方に移動させるだけで良いのか。



少し考えてみましょう。



はい、そうですね。

骨盤アライメントが問題となります。

いくら前方へ重心を移動させたとしても骨盤が後傾しているとバランスがとりにくいのでその立位は安定しません。


つまり重心を前方移動させるためには、

・骨盤前傾、腰椎の前弯
・骨盤前傾をキープするための筋活動(腰部多裂筋、大殿筋の機能)
・腸腰筋の筋活動
・ハムストリングスの伸張性


最低限、この辺りが必要になります。



【patellaとQuadの関係】


さて、安定した立位アライメントをとるために必要なことがわかりました。


では最後に膝関節を伸展させるために必要な構成要素についてお話します。


patellaの存在は膝関節の円滑な伸展をするためです。


patellaがないと、その形態のためQuadの収縮により膝関節は外反方向へ引っ張られます。

そして、たとえ外反されないとしても大腿骨を前方で安定させることができないで結局は安定した立位が取れません。


patellaの可動性

Quadの収縮

この2つはきれない関係性ということです。



【まとめ】


ざっくりとですが、お話ししてきました立位アライメントに必要なポイント。


どうでしょう、なんとなく深まりましたか?


また、色々と情報を下ろしますね!

ではではーー!

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