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執筆者の写真リハビリスクエア【リハスク】

VRを安価で利用する方法について

最近では、リハビリでVRの効果を報告する論文も増えてきています。


2021年の脳卒中ガイドラインでは、日常生活動作障害に対するVRの介入は推奨度Cとありますが、これから報告数が増えてくると、この辺りも変わってくるかもしれません。



VRのリハビリ開発企業が増えているのも、将来性を感じさせる一つです。



有名なところでいうと





この辺りが挙げられます。ADLやIADL訓練をVRで行うものなどもあり、とても興味深いです。

この中のどれか導入している病院で働いている人もいるのではないでしょうか。



これらの機器は高価なこともあり、なかなか導入できず現場でVRを利用するに至れない施設も多いと思います。


そこで、今回は安価にVRを使ったリハビリを行う方法について書いていきます。



まずVRゴーグルですが、これは値段がピンキリです。

安いものであれば2000円くらいからあります。



ちなみに私は3000円くらいのを持っています




使い分けてみたことはないので、スペックの差はわからないのですが、とりあえず安いのでも使えます。


次にVR映像ですが、これはYoutubeもしくはアプリを使います。


YoutubeでVR映像を検索すると



右下にあるレンズマークがあります。


これを押すと


このような両目それぞれに対応した画面が表示されます。


この形にしたら、ゴーグルにセットすればOKです。VRを楽しめます。



Youtubeの問題点は画質が悪いのが多いところです。


その点を考えるとアプリの方が良いかもしれません。


今、VRのアプリも色々出てきています。無料で見れるものから課金しないと見れないものなどもあります。


例を挙げると以下のアプリなどがあります。




これら以外にもいろいろありますので、探してみて下さい!



Youtubeや無料アプリのVR映像は、最初に列挙したような企業の開発したものとは異なり、訓練用の映像ではありませんが、上手く使えば、注意機能や周辺視野に対してのアプローチは期待できると個人的には考えます。


ゲーム性もあるため、楽しみめるといった点でも良い訓練かもしれません。

特に屋外への活動が低下している方に対しては、屋外活動の疑似体験をさせることにもつなげられるので、今の時代的にも有効性が高いかと考えます。




しかし、課題もあります。

・視覚刺激が強く気分が悪くなるリスクがある

・映像は装着者しか見えず、外からは映像の進捗状況がわからない

・スマホの電池消費や通信料消費が激しい


などが挙げられます。



使用するには、こういった点も踏まえつつ検討する必要がありますが、色々と試してみてもらえると良いかと思います

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