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全ては臨床疑問から

研究を始めるにあたっては、欠かせない部分となります。



・データを取ってから研究デザインを考える

➡︎ここはよくやりがちなのですが、「今のデータでどうにかしよう」というのがあります。これは、危ういやり方となります。取得している変数では、どうにも解析にかけることが困難であることが多いからです。



・リサーチクエッションが曖昧

➡︎何を明らかにしたいかを全く考慮できていない場合に起こります。自身が何を目的にしたいかを明確にする必要あがあります。



・対象とセッティングを明示しない

➡︎対象者が明らかになっていない、あるいは対象が曖昧では、解釈が難しくなります。



・主要な要因とアウトカムを設定しない

➡︎要因とアウトカムの設定は必須です。アウトカムは特に曖昧な評価ではなく、連続尺度になるものがいいかと思います。



・変数の測定方法の信頼性と妥当性を検証しない

➡︎再現性があるもので考慮しなければならないですね。アウトカムの設定時点で、信頼性と妥当性がどの程度検討されているかを見るのが重要となります・



・研究の型や解析デザインを決めない

➡︎ここはエビデンスレベルに基づいて考慮するところかと思います。レビューをしてそこからどう考えるかですね。



・結果の解釈:臨床的・社会的な意味を検討しない

➡︎個人的にはかなり重要視したいところです。結局のところ、臨床に応用できなければ何ににもならないですから。



まずは研究を始める前段階のところはしっかり頭に入れておきましょう。


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